前回のコンテストに続いて可動ボディを作ってみました。
ベースは一応、マギーです。
以前のニナ (ナーシャ) は、精度も出せないのに無理やり骨格を組み込んだために、耐久性・可動共に十分な性能が出せませんでした。
その次のセシル (シンシア) は部分的に1/6ドールの方式を試してみましたが、美しくありませんでしたね。
今回はそれらの方法を組み合わせてみました。
尚今回の作品ですが、結果として設計段階から全て新規作り起こしになってしまいました。
もう少し楽が出来るかと思ったんですが・・・
今回の課題としては
(1) 前回以上の可動範囲と強度を確保する
(2) SD本来のボディラインを保持する
(3) ノーマルSDの可動範囲内では、オリジナルの可動ラインを維持する
(4) ネジは露出しない
(5) パーツは脱着・交換の容易な方式にする
(6) 確実に自立する
こんなことを考えながら作ってみました。
もう少し、部品間のバランス調整をしたかったのですが〆切に間に合わせるためにパスしたのであちこち見苦しい部分が目立ちます。
後悔先に立たずとはよく言ったものです。
まずは関節についての説明です。
【 間接部について 】
全身をこのような2重関節に換えてあります。
この図は肘と膝関節用のものです。
金属部品は、各種の金属パイプとプラパイプとヒートンの組み合わせです。
組み立てですが、熔接技術を持っていないのでエポキシ接着剤を使用しています。
耐久性に不安がありますが、製作は難しいものではないので、壊れたらまた作ればいいと割り切ってます。
樹脂部品は、プラ板の積層で原型を作ってリキャストしたものです。
組み立てはネジによって行います。緩み防止に模型用のネジ止材を塗って防止しています。関節のカバーはネジを隠す為です。
【接続方法】
ボディには、ポリキャップが内蔵されています。それに関節の軸を差し込んで固定します。
余談ですが、分解すると持ち運びがかなり楽になります。(滅多にしませんが・・)
【肘・膝関節】
これらはほぼ、スケール違いの同型品となっています。
可動ラインは図のようになります。
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